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無題
さくじつの深夜に見た夢のおかげで、気狂い沙汰だらけの自分史上でも稀に見るリアルな危機的状況
ばかみたいな夢だと云って笑われるかもしれないけど、ああ、でも、いいんだ、そしたらもう君はそっちの人で僕はこっちの人だから

もういいんだ

もういいんだ

恐怖のあまり常に震えて、物音と、暗闇と、水の音と、鏡に怯え
絶望と恐怖でどろどろに融解した頭を抱えて
歩くことも出来ず立ち止まって
時には立つことも出来ずうずくまって
文字には置き換えられないようなおぞましい声を上げて

何度も何度もそれを繰り返して

誰も居ないんだ

誰も居やしないんだ

誰も居ないんだ

そっくりそのままの情景に行き当たって本当に歩けないほどに


目が覚めるところから始まっていつも怯えて何時も叫んで何時ももうどうにもならなくて破裂するようにきがくるって

だれもいなくて

だれにもみえなくて

だれにもきこえなくて

そしてまた目が覚めて

また怯えてまた震えてまた頭を抱えてまたうずくまってまた叫んで


また目が覚めて

また繰り返して


恐怖に身も心ももうもたなかった


幾つかの夢はラヴクラフトの著作に基づいていて、私はネクロノミコンを読んだし、それについて語ったし、あれらの本が人間に齎す絶望と恐怖と狂気をこの身で享受した

それは殆どうわべの、形式上のものであって
核心はうっすらと浮き彫りにされている



朝に、夕べに、幸福を享受して笑う全ての人間を私は憎む
心の底から
感じず、考えず、想わず、苦しむことのない全ての人間を
心の底から憎み、呪う


(そうしたとしても、ああ、誰がそんな呪いを受けるだろうか
 憎悪と憤怒と絶望に身をやつして

 いつも私が死ぬのだ)

(いつも)

(たったひとりで)


優しい君がいまここにいてくれたら

でもいない
そんなことくらいわかってる


君のことを刺し殺してやるよ
あっちへいくんだ
遠いところへ
僕が見えないくらい遠いところへ
僕のことを忘れるくらい遠くへ


さっさと忘れるんだ

さっさと遠くへ行くんだ

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二度と振り返るな お願いだから いい子だから 可愛い子

さよなら
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